うさべえ監修の
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トレーディングの肝
ここでは、トレーディングで成功する為に必要不可欠な要素を解説致します。これを厳守出来ないのであれば、トレーディングで勝ち続ける事はまず不可能であると言っても過言ではないでしょう。トレーディングの際にはこれらの要素を大前提にマーケットに臨んで下さい。
@良いトレーディングを心掛ける
トレーディングには良い勝利(利食い)と悪い勝利(利食い)があります。またロスカットにも良いロスカットと悪いロスカットがあります。「利食いに成功しているのに良いも悪いもない。」「結果が良ければそれで良い」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、そのような考え方では、トレーディングで成功し続ける事は出来ません。又、「ロスカット=負け」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、良いロスカットは負けではなく一時撤退です。では良い勝利と悪い勝利の違いは何でしょう?良い勝利とは
 自身の構築したトレーディングシステムに沿ったエントリーでつかんだ勝利
です。では悪い勝利とは
 値頃感等でエントリーして偶然つかんだ勝利
 ロスカットせずに含み損が膨らんだが旨く反転してつかんだ勝利

です。良い勝利の場合には今後も同じようなケースでエントリーした場合に勝利出来る確率も高いですし、良いトレーディングを繰り返す事により、自身のトレーディングに対する自信もアップする事でしょう。逆に悪い勝利は偶然つかんだ勝利に過ぎず、そのようなトレーディングを繰り返しても不安定な心理は解消される事なく、トレーディングに対する自信もつかないでしょう。トレーディングの際には必ず良い勝利を積み重ねていきましょう。次に良いロスカットと悪いロスカットの違いについて解説します。良いロスカットとは
 エントリーの際に自身のきめたルールに沿って決めたロスカットポイントでの素早いロスカット
です。では悪いロスカットとは
 ロスカットポイントを設定せずにエントリーした結果、損失が限界以上に膨らんで慌てて出したロスカット
 折角設定したロスカットポイントを訂正、取り消しした結果、それ以上に逆行して慌てて出したロスカット

です。良いロスカットの場合は損失を限定させていますので、それ以上の損失はありませんし、その後のチャンスにもトレーディング出来ますので、ロスカットの損失をカバー出来る可能性も十分にあるでしょう。逆に悪いロスカットは損失がどれだけになるかも運任せで、含み損を抱えている間はチャンスにも乗れませんし、精神的ダメージもかなり蒙る事になり、日経225のようなハイリスク、ハイリターンのマーケットでは運が悪ければ1回のロスカットで大事な資産を失う事もあるでしょう。エントリーの際には必ずロスカットポイントを設定して、一度設定したからにはマーケットが逆行した場合には必ず設定ポイントでロスカットしましょう。尚、ロスカットの重要性については次の項でも詳しく解説しています。
良い勝利と悪い勝利の実例
左のチャートをご覧下さい。最初の赤○印でエントリーしたと仮定します。その後価格は逆行していますが、運良く反転して、最終的には利食いに成功しています。典型的な悪い勝利の例です。「ロスカットせずに我慢して良かった」「下がった相場は上がるのでロスカットなんか必要ない」「結果的に利食えたので文句なしだ」と思われるのは大きな間違いです。このようなケースの場合はUBシステムでは“チャネルシステムが移動平均線を下抜けた場合ロスカット”とエントリーの際にルールを決めていますので次の茶○印の箇所でロスカットします。これが良いロスカットです。そうする事により損失を最小限に抑えています。その後価格は一番下の移動平均線(200本移動平均線)をも下抜けてレクタングルに移行しています。もしロスカットせずに含み損の状態ではこのレクタングルの間は「何とか戻ってくれ〜」と必死の神頼みしかありませんし、再度下落した場合の損失は計りきれないものになるでしょう。しかし、ロスカットしている事により「レクタングルから再下落の場合に売り」「反転して移動平均線を上抜けた場合に買い」というように上昇でも下落でも次のチャンスを狙う体制になれるわけです。このケースでは反転して上昇していますので移動平均線を上抜けた青○印の箇所で買いエントリーとなりこれがシステムに沿った良い勝利と言えるでしょう。
Aロスカットの重要性
トレーディングに措いてロスカットは必要不可欠です。それはUBシステムに措いても同じ事で、ロスカットなくしては成功はありません。含み損を抱える事は含み損の値段の数倍は損しています。良いロスカットは悪い勝利よりも有効的です。ではチャートを交えて解説しましょう。
上のチャートの1の箇所で買いエントリー(11700)した場合、2の箇所(11690)がロスカットポイントとなりますが、ロスカットせずに塩漬けしたとしましょう。、3の箇所で何とかエントリーした1を上抜けました。(11710)やれやれと何とか利食い(+10)出来ましたが、塩漬けしたが為に、その間のエントリーチャンス(緑の矢印の箇所)をことごとく逃しています。これではたとえ利食えたとしても大損しているのと同じ事なのです。きっちりと2の箇所でロスカット(-10〜20)した場合、緑の矢印のチャンスを生かせますので3の箇所に到達するまでUBシステムならば+240の利益を上げる事が出来ます。如何でしょうか、少しのロスカットを躊躇う事はその何倍も損をしている事がはっきりとお解かり頂けたと思います。日経225先物の場合は3ヶ月毎にSQがありますので、塩漬け期間は最大でも3ヶ月ですが、現物株は何年でも持ち越せますので、塩漬け間の損失は図りきれないものとなる事は言うまでもありません。
B板情報に惑わされてはいけません
皆様もトレーディング中は板情報、歩み足等を見られている事でしょう。板を見る事は、勿論必要ですが、チャートや各指標よりも優先して、板を必要以上に見つめていないでしょうか。板はいくらでも意識的に作れますので、決して板情報に振り回されてはいけません。参考程度に眺める位が良いでしょう。又、「大きな板の真上に買いを置くと良い」「大きな板の真下に売りを置くと良い」という事を書かれた書籍等もありますが、どれだけ上や下に大きな板があっても価格が動く時には板の枚数に関係なく落ちていきますのでそれは大きな間違いです。例えば左の例のような場合、11630に買い指値を入れる事は、システムが買いシグナルを発している場合は別として、値頃感等だけで判断して仕掛ける事は絶対にしてはいけません。売りも同様です。基本的には、買いの場合は下の厚さよりも上の板、売りの場合は上の厚さよりも下の板を考えます。尚、板情報で仕掛ける場合の有効な戦術はUBシステム寄り引け戦略で解説しています。(会員メニュー)
C順張り、逆張りを効率よく使用する。
皆様も順張り、逆張りと言う言葉をよくお聞きになられると思います。その中でも「順張り派」「逆張り派」等と言ってどちらか一方の手法にのみこだわる方もしばしば見かけますが、常に動き続けるマーケットでコンスタントに利益を上げるには順張りと逆張りをうまく使い分ける必要があります。UBシステムでは例えば寄り前に送信している“今日のエントリーポイント”は逆張りの戦術ですし、ザラ場中に仕掛ける場合でもマーケットの値動きやシステムのシグナルにより順張り、逆張りを使い分けています。順張りと逆張りをうまく使い分ける事が出来ればマーケットがどのような動きになってもチャンスをことごとく生かす事が出来ます。
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